
こんばんは、southzinniaです。
今回は約1年ぶりとなる登山のレポートを。
実は執筆できていない探鳥ブログもかなりあるのですが、登山のレポートは日を空けてしまうと行程を忘れてしまうので、先に書いていこうと思います。
さて、今回往訪したのは昨シーズンから制覇を目指している山梨県大月市制定の「秀麗富嶽十二景」の一座「岩殿山」。
約1年ぶりの登山とのことで、距離・獲得標高共に難易度の低いコースを選んでいます。
とはいえこの岩殿山、著名なルートが軒並み通行止めとなっておりルートは実質「畑倉登山口」より山頂へと至る一通り。
今回はJR「大月駅」よりそんなルートを経由しつつ、稚児落としから浅利地区へと抜け大月駅へと戻るコースで挑戦してきました。
というわけで、JR中央本線「大月駅」には予定よりも早い7時半頃に到着。

駅前では特に準備をすることなく、取り敢えず登山口を目指していきます。

道なりに進みつつ数分で中央本線を横断する踏切を通過していきます。

桂川に掛かる高月橋を渡り切ったポイントで後ろを振り返ると早速富士山を拝むことができました。

緩やかな坂道を登りつつ眼下を通る中央自動車道を横断していきます。

道中には岩殿山の案内板も。

8時14分、ようやく畑倉登山口に到着しました。

ここで軽く準備を済ませ、設置されていた登山者カウンターを押し登山道へと入っていきます。
尚この場所にはベンチなどがなくやや準備には不向きでしたので、実際には駅で準備を済ませた方が良さそうです。

登山道に入ってすぐに「鬼の岩屋」なるスポットとの分岐点に到着しました。
今回はスルーしましたが、機会があれば立ち寄ってみたいですね。

約10分ほど緩やかな登山道を登り、案内板に辿り着きました。
ここからやや傾斜が上がり、

早くも山頂直下の様な斜面を登っていきます。
そんなわけで約20分ほど、体力の低下を実感しつつ進んで行くと、

あっという間に山頂に到着しました。
このポイントが岩殿山のピークポイントとなる634m地点となるようですが、山頂を表すような標識は「燈火台」と書かれた写真のもののみでした。
とはいえある程度広さのあるこのポイントで早めの昼食とすることに。

今回の昼食は趣向を変え、事前に自宅で沸かした熱湯をニトリの真空断熱ボトル「N-HEATEX」に入れカップラーメンを食べることに。
自宅で熱湯を投入してから約4時間ほど時間が経っていたものの、今回は問題なくカップラーメンを作ることができました。
現地でお湯を沸かせるわけではないため緊急的な対応はできないものの、気軽な低山登山ではこの手法でも良いかもしれませんね。

山頂にはやや木が多いものの、そんな木々の隙間から富士山を望むことができました。
というわけで暫し休息の後、次なるポイントを目指していきます。

先ほどの山頂から数分で更に開けたポイントに到着しました。
この画像の奥側へとさらに進んで行くと、

そこには絶景が広がっていました。
富士山は勿論、眼下には大月市の街並みが一望できる展望スポットです。

お馴染みの「秀麗富嶽十二景」と「山梨百名山」の山頂標もこちらに設置されていました。(よく見ると「ここは展望所」と記載がありますね。)
目の前の絶景に後ろ髪をひかれつつ、ここから次なるポイントを目指していきます。

展望所から少し進んだ場所から最終地点である「浅利登山口」を目指していきます。

下山への道は手すり・階段ともに整備されていました。

階段を降り切った所で「強瀬ルート」との分岐点に到着します。
とはいえ現状は通行止めとなっており、ここから先進めるのは執筆時点では「浅利ルート」のみとなっている様です。

少し進んだ所から岩殿山方面を振り返ると、山頂付近で過去に補修があったことが確認できます。
やはり岩山ということで、風化による自然崩落は避けられないのでしょう。
人里にほど近いということもあってか、かなりしっかりと補修されている印象がありました。

約20分ほど歩き10時44分、続く標識に到着しました。

頭上には高圧線が通っています。

先ほどのポイントから約5分ほど歩き、次なる分岐点に到着しました。
ここから鎖場のあるコースとそれを避ける巻き道に分かれますが、今回はせっかくなので鎖場へと進んでみることに。

先ほどの標識からほどなく、鎖場が現れました。
距離的に短いものでしたが足を置く位置などを考えながら登る必要があり、個人的にはそれなりにスリルも楽しむことができました。

2段階となっているものの鎖場自体の難易度はそこまで高くはないと思います。

登り切ったポイントからも、富士山を望むことができました。
ここより先では手前の山(高川山でしょうか)と被ってしまいしっかりと見ることができなかったため、恐らくここが最後の展望スポットだったかと思います。

ここで少々休息をとった後、引き続き道なりに進んで行きます。

数分ですぐに次なる分岐点に到着です。
ただここから先、画像中央に見える鎖場コースは崩落による通行止めとなっており、実質ルートは右側の林間コースのみとなっています。

分岐後すぐに現れる急な下りを何とかこなし、引き続き道なりに足を進めます。

約30分ほどで稚児落としまでの道中に位置する天神山に到着です。
周囲は木に囲まれていて展望はなく、スペース的にもあまり広い場所ではないため軽い補給の後先へと進んで行きます。

ここから尾根沿いを進み稚児落としを目指していきます。

先ほどより20分ほどで稚児落とし手前までやってきました。
ここにも巻き道として林間コースが設置されていますが、せっかくなので岩場ルートを進みます。

というわけで名所、稚児落としが見えてきました。
写真でその壮大さを伝えるには私の技量が足りないので仕方ないのですが、実際にその場に立つと写真以上の感動がありました。

崖にほど近い場所を少し歩いた後、少し離れた林の中を進んで行きます。

12時8分、先ほど眺めていたポイントまで到達しました。
歩いてきた尾根道は勿論、その先の街並みまで望むことが可能な絶景ポイントです。(前進しすぎると足がすくみますが。)

そんな絶景を目に焼き付け、下山の為足を進めていきます。

稚児落としからは断続した下りとなり、やや滑りやすいもののだいぶ余裕をもって進んで行くことができます。

道中にはちょっとした展望スポットも。

稚児落としから一時間も経たずして、無事浅利ルート入り口まで降りてくることができました。
下山後最初に目に入る標識曰くどちらからでも大月駅へと向かえるようでしたが、今回は右側から進んで行くこととしました。

草木のトンネルを抜け民家方面へと進んで行きます。

桂川沿いに進むこと20分ほどで、頭上に中央自動車道が見える辺りまで降りてくることができました。
ここからは道なりに、途中で左折しひたすらに大月駅を目指します。

13時32分、JR中央線を横断する跨線橋手前までやってきました。
この後ゴール地点となる大月駅では写真を撮影しませんでしたので、これが最後の写真となりますが、この後無事この日の工程を終えることができました。
以下、今回の登山データです。
歩行距離:8.8km
登り獲得標高:665m
下り獲得標高:665m
消費カロリー:1,905kcal
所要時間:6時間12分
開始時刻:7時33分
終了時刻:13時45分
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公共交通機関でのアクセスが容易な低山ながら、行程中に鎖場や崖などがあり程よいスリルを感じることができる非常にエキサイティングなルートでした。
今回、約1年ぶりとなる山行ということで余裕を持った行程を立てたものの、実際の計画よりもだいぶ早く下山することができたのは良い結果であったと思います。
それでも体力の低下は著しく、この一年間ややアクティビティをサボった付けが回ってきたなと。
個人的には登山は冬、サイクリングは春から秋という風にアクティビティをしていきたいので、今年は継続していければ良いですね。
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。